【合理的にあり得ない】#10感想。謎の数字3776とは何か?

合理的にあり得ない
あんのん君
あんのん君

貴山は過去に悪いことをしてたのか?
猫好きだから優しいと思ってたんだが・・・

きっと複雑な事情があるんだろうね。
お父さんは殺人の濡れ衣を着せられたし、
相当に苦労してるんじゃないかな。
彼は悪人に利用されただけだと思うよ。

ミケさん
ミケさん

【合理的にあり得ない】#10のあらすじ

涼子のスマホに送られてきた謎の動画があった。
そこには、うつろな表情をした涼子の様子が映っていた。
「これから言う数字を聞いたあなたは、
自分でも抑えきれないほどの怒りの感情が湧き上がってきます。
その数字は3776、3776・・・」
映像の中の言葉を聞くと、
涼子の脳裏に椎名を殴った日の記憶がよみがえる。
真実を確かめるため、涼子はある人物の元に行く。
一方、貴山の前には再び氷川が姿を現した。
貴山は拒絶するが、氷川がおとなしく引き下がるはずがない。
氷川は「ゲームを始めた」と言いながら、貴山を恫喝する。
改めて動画を見ていた涼子は、見覚えのあるものを発見した。
その手がかりから、かつての後輩だった弁護士を訪ねると、
8カ月前の意外な事実が明らかになった-

おもな登場人物(敬称略)

上水流涼子(天海祐希)
元弁護士の探偵。ありえない方法で事件を解決する。

貴山伸彦(松下洸平)
涼子の助手。IQ140の天才で猫が大好き。

諫間グループ

諫間慶介(仲村トオル)
社長。かつて顧問弁護士だった涼子を解任した。

涼子の協力者

諫間久美(白石聖)
涼子の宿敵・諫間の娘。世間勉強のために上水流エージェンシーに来る。

丹波勝利(丸山智己)
警視庁相談センター勤務。ダーティーハリーのファン。

有田浩次(中川大輔)
貴山の古い友人。裏社会に顔が効く青年。

涼子の傷害事件の関係者

氷川玲児(阿部亮平)
闇バイトの首謀者。架空の会社で詐欺を働いていた。

ゲスト出演

谷川俊也(長田成哉)
「谷川法律事務所」の弁護士。涼子の後輩。

山村(温水洋一)
関東不動産協会の会長。ワクワク不動産を経営している。

【合理的にあり得ない】#10の感想

なんとも衝撃的な展開でした。

貴山ファンの視聴者は、
ショックを受けたんじゃないでしょうか。

貴山の父は妻と娘を殺害した容疑をかけられ、
自身も一酸化炭素中毒で植物状態になったんですが、

その治療費は莫大でした。

貴山は必死で仕事を探したものの、
事情が事情なので、どの会社も雇ってくれず、
とうとう闇バイトに手を染めてしまいました。

手っ取り早くお金を稼ぐには、それしかなかったんです。

氷川は闇バイトの首謀者でした。
彼は頭のいい貴山を重宝だと思い、難しい仕事を任せます。

それが例の催眠術だったんですよ。

「3776」という数字を聞くと、
抑えられない怒りが湧き上がるというものですが、
クライアントの椎名からその数字を聞いた涼子は、
彼を殴りつけてしまいました。

でも、この事件は相当に手が込んでいますね。
それぞれに役割が決められていたからです。

  • 谷川→涼子にセラピーサロンを紹介する
  • 貴山→涼子に「後催眠暗示」をかける
  • 椎名→涼子に会って「3776」と言う

谷川は氷川に消されてしまいましたが、
貴山もまた、命の危険にさらされてしまいました。

そのシーンは本当に可哀想で、涙が止まりませんでしたよ。

猫ちゃんが繋いだ絆は壊れない

闇バイトをしていた頃の貴山は、ただお金を稼ぐためだけに、
氷川の指示に従っていました。

彼と涼子が出会ったのは、
飼い猫の「みーちゃん」が脱走したのがキッカケです。

かわいい「みーちゃん」が縁となって、
貴山は涼子の助手になったんです。

でも、涼子の経歴をまったく知らない貴山は、
自分が「後催眠暗示」をかけた相手だと知りませんでした。

知った瞬間に辞めることもできたんでしょうが、
貴山が上水流エージェンシーで働き続けたのは、
涼子への罪滅ぼしだったんです。

自分が関わったことで、
涼子の運命が大きく変わってしまったんですから。

これまでの僕の人生で、
涼子さんのような人はいませんでした。
たぶん、これからも。
それぐらい、貴重な生き物なんです。
とにかく、僕はそんな人のそばで、
仕事ができることがとても幸せなんだって、
今回つくづくわかりました。
だから、この時間が少しでも長く続けばいいなって、
そう思ってます。
1分でも1秒でも長く。

引用元:合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜8話(貴山伸彦のセリフ)

貴山は8話でこう言っていましたが、
もし真実が分かった時、
涼子に恨まれると思ってたんでしょう。

annon-peace.net

氷川のような男と関わっていたので、
命を落とすことも覚悟していたのかも知れません。

確かに今回はダメかと思いましたが、
「みーちゃん」が繋いだ2人の絆は、
簡単に壊れるようなものではなかったんです。

その子、うちの子なの。
返してくれる?
信頼は過ごした長さじゃない。
過ごした深さで築かれるもんなの。

引用元:合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜8話(上水流涼子のセリフ)

貴山が真っ当な人だということは、
涼子がいちばん解っていました。

だから「後催眠暗示」の動画を見せられても、
助けに行くことができたんです。

一緒に仕事をしていれば、
楽しい思い出もたくさんありますからね。

途中まではハラハラしましたが、
貴山が無事に助かり、
涼子の助手も続投になって安心しました。

でも、もし涼子が弁護士を続けていたら、
貴山と出会うことはなかったと思います。

氷川に利用されたのは黒歴史ですが、
結果的には最強バディの誕生となったんです。

涼子はもともと懐が広いですし、
過去を悔やんでも何も変わらないので、
貴山の罪を許したんでしょう。

それにしても、松下洸平ファンにとっては、
彼の魅力がてんこ盛りで嬉しい回でしたね。

いつもはコメディリリーフの丹波が、
ヒーローになったのも面白かったです!

【合理的にあり得ない】#10の情報

本放送日:2023(令和5)年6月19日
原作:柚月裕子「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社)
脚本:根本ノンジ
音楽:真鍋昭大
エンディングテーマ:彼は誰どき(ざきのすけ。)
演出:光野道夫、二宮崇
制作著作:関西テレビ放送
視聴率:7.8%

あんのん君
あんのん君

最後まで読んでくれて、ありがとう。

またのご訪問をお待ちしています。

ミケさん
ミケさん
タイトルとURLをコピーしました